培養幹細胞治療とは

培養という技術が可能にした低負担な膝治療

自身の脂肪から抽出する脂肪由来幹細胞を増殖させ、膝関節に注入するという新治療です。最大の特徴はやはり、培養。この技術で、膝関節の痛みに有効な脂肪由来幹細胞を約200〜300倍にまで増やすことができます。そのため、材料となる脂肪もわずか20mL(おちょこ1杯程度)採取するだけ。もちろん膝も切開しない低負担治療なので、高齢の方にも適応します。
さらに、細胞加工は国から許可を受ける再生医療センターに委託するという点でも、品質が安定した治療法と言えます。

治療の流れ
1.脂肪細胞採取(来院いただきます。(いずれも入院不要)) / 2.幹細胞抽出(細胞培養機関で実施します。) / 3.幹細胞培養(細胞培養機関で実施します。) / 4.幹細胞注入(来院いただきます。(いずれも入院不要))

培養幹細胞治療が有効な理由

膝の痛みに脂肪由来幹細胞がW作用

培養幹細胞が痛み評価スコア(WOMAC)に与えた影響/幹細胞の量に関わらず、時間とともに痛み評価スコアが下がっている(痛みが緩和されている)ことが分かる。 / 出典:Pers YM, et al. : Stem Cells Trans Med 5: 847-56, 2016

脂肪由来幹細胞には、抗炎症と疼痛抑制作用が認められています。膝の炎症と痛みを抑える成分を分泌するというのです。実際に培養した脂肪由来幹細胞を関節注入したところ、痛みスコアが大幅に軽減したという医学論文が世界的にも知られています。
膝の痛みを和らげる代表的な治療法と言えばストロイド注射ですが、その効果は持続しても1~2週間。その点、培養幹細胞治療なら数か月~数年にわたり効果が確認されていて、持続性にも優れています。

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