ヒアルロン酸注射とは
複数回が前提の治療では、ストレスレスの工夫を
変形性膝関節症の治療法として、とても一般的なもののひとつがヒアルロン酸注射でしょう。注入することで痛みの軽減が期待できるため、膝の動かしにくさや歩きにくさも解消されます。また、注射器で注入するだけなので、治療時間も10分程度ととても気軽と言えるでしょう。
ただ、ヒアルロン酸注射は体内に吸収されてなくなってしまう性質なので、通院して複数回注入することが前提の治療法。週に１度の注入を５週連続というのが基本で、持続性の高いヒアルロン酸の場合でも、週１の注入を３週連続で行います。つまりその都度、通院の手間と待ち時間が生じてしまうというわけです。
この点について、当院では完全予約制で対応。スムーズなご案内ができるよう調整しておりますので、待ち時間なくヒアルロン酸注射を受けていただけます。
ヒアルロン酸注射が有効な理由
ヒアルロン酸の補充で関節液の作用を正常化
そもそも、ヒアルロン酸は膝関節内を満たす関節液に含まれている成分です。関節液には関節の動きをスムーズにする潤滑油としての働きと、膝関節への衝撃を吸収するクッションの役割を担っています。
この働きの精度を左右するのが、関節液に含まれるヒアルロン酸の量なのですが、ヒアルロン酸は加齢とともに減少。だんだん関節液は潤滑油としてもクッションとしても、働かなくなっていきます。こうして膝の動きがにぶくなったり、膝軟骨がすり減って損傷するのです。
ヒアルロン酸注射は、減少したヒアルロン酸と同じ成分を補充するという治療法なので、関節液の本来の作用を取り戻すことが可能です。
